2026年10月29日(木)13時30分から15時30分まで、釧路町別保の釧路東管理ステーションで、千島海溝を震源とする巨大地震を想定した「道路啓開(どうろけいかい)」の実践訓練が行われます。北海道開発局と釧路開発建設部が10月26日に発表しました。重機を使って道路上の車両を移動させたり、倒れた電柱やがれきを取り除いたりする作業の訓練です。北海道道路啓開計画【地震・津波災害編】に基づく、初めての実践訓練とされています。
10月28日 08:18時点、北海道開発局・釧路開発建設部の発表に基づく。変更は末尾の一次資料で確認してください。
10月29日の何時から、どこで?
釧路町で行われるのは「土砂撤去・車両移動訓練、電柱・倒木撤去訓練等」で、時間は13時30分から15時30分までです。場所は釧路東管理ステーションで、住所は釧路町別保原野南24線47-54です。
同じ日の午前(10時00分から12時00分まで)には、札幌市の札幌第1合同庁舎4階の災害対策室で、情報収集・伝達訓練と優先ルート選定訓練が行われます。訓練全体の時間は10時00分から15時30分までで、釧路町の会場は午後の部です。午前の部では、北海道道路啓開計画協議会の構成員約40機関がWEB会議で被災状況と対応状況を報告し合い、あらかじめ決めてある緊急啓開ルートの中から優先して開けるルートを選ぶ訓練をします。
会場に駐車場や見学スペースはある?
発表の資料の会場案内図では、釧路東管理ステーションの会場について「※駐車場・見学スペース・トイレ以外の立ち入りはご遠慮ください。」と書かれています。この会場案内図は、資料の中で報道関係者向けの取材の申込みの案内に続いて載っているもので、一般の人が見学できるかどうかは書かれていません。見学を考えている人は、末尾の問合せ先で確かめてください。
周りの道路で交通規制があるかどうかも、発表の資料には書かれていません。
釧路町の会場では何をする?
発表の資料では、釧路町の会場の作業として次の2つが説明されています。
1つ目は車両の移動です。道路管理者が、道路を通れるようにするために車両の移動を決め、建設関連団体が道路管理者の指示のもとで、ホイールローダーなどの重機を使って放置車両を安全に道路脇へ移します。
2つ目はがれきと電柱の撤去です。ライフライン事業者が、倒れた電柱や電線に通電の危険がないことを確かめたあと、建設関連団体が油圧ショベルなどの重機で、道路上のがれきと倒れた電柱を取り除きます。
この訓練には、道路管理者、警察、消防、自衛隊、ライフライン事業者、建設関連団体が加わり、機関どうしの連携のしかたと作業の手順を確かめるとしています。
道路啓開計画とは?
北海道開発局が公開している計画の概要によると、2024年1月の能登半島地震で、ライフラインの早期復旧や孤立集落への交通の確保のための道路啓開の大切さが改めて認識され、2025年の道路法の改正で道路啓開計画をつくることが法律で決められました。北海道の計画は、大きな災害のときの緊急輸送を確保することを目的にしています。
計画の概要に書かれている主な中身は次のとおりです。
- 対象の災害は、千島海溝地震と日本海溝地震
- 対象のエリアは、震度6弱以上の地域と、津波の被害が想定される地域(太平洋沿岸を中心とした63市町村)
- 発災後、おおむね72時間以内の道路啓開を目標にする
- 訓練は、土砂・がれき、倒れた電柱や倒木の撤去などを組み合わせて、年1回以上行う
計画(地震・津波災害編)は2026年3月31日付で、北海道開発局のページに載っています。
問い合わせ先は?
釧路町の会場の訓練(土砂撤去・車両移動訓練、電柱・倒木撤去訓練等)についての問合せ先は、釧路開発建設部の道路防災推進官で、電話は0154-24-7446(内線3388)です(発表の資料(PDF))。
一次資料
- 「北海道道路啓開計画【地震・津波災害編】」の訓練を実施します(PDF)|北海道開発局・釧路開発建設部(2026年10月26日。日時・場所・訓練の中身・問合せ先の出典)
- 令和8年度報道発表資料|釧路開発建設部(10月26日の発表の一覧)
- 北海道道路啓開計画【地震・津波災害編】|北海道開発局(2026年3月31日の計画)
- 北海道道路啓開計画の概要(PDF)|北海道開発局(計画の目的・対象・目標の出典)
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写真: On-chan / CC0
